「まちかどフォーラムin佐倉」

2004年10月23日/午後の部〜ミニフォーラム


【開会】
週末NPo 新谷 義男

市民としてまちづくりに関わっております新谷義男と申します。
ただいまより、「まちかどフォーラムin佐倉」午後の部を始めさせていただきます。
司会をNPOこどものまちの、中村桃子さんにお願いします。

(司会 中村 桃子)
司会を担当させていただきます中村桃子と申します。
突然担当することになり準備も出来ておりませんが、よろしくお願いいたします。
午後のプログラムを始めるにあたり、千葉まちづくりフォーラム実行委員会からご挨拶をいただきます。下田様、よろしく願います。

【開会の挨拶1】
千葉まちづくりフォーラム実行委員会
副委員長 下田 祥裕

どうも、ただいま紹介いただきましたまちづくり実行委員会副委員長しております下田といいます。本日はこのフォーラムにご参加いただきましてありがとうございます。

当フォーラムは千葉まちづくりNPOフォーラムと言う一つのフォーラム、イベントの中の一つとして、都市計画学校、まちかどフォーラム、メインフォーラム、この3本が一つのフォーラムとして企画されております、そのうちの一つであります「まちかどフォーラムin佐倉」という事で開催をしていきたいと思います。

当フォーラムの開催に際しましては、千葉県の県土整備部と言う所がございます。県土整備部というのはちょっとなじみの無い名かもしれません。今年の4月から昔の千葉県庁の中で都市部と土木部が一つになりまして、あまり、私はぱっとしないと思っているんですけども、県土整備部という名称に変わりました。
そこの政策課というところがこのフォーラムにつきましてはいろいろなご配慮をいただき、援護射撃をいただいてこの一連のフォーラムが開催できると言うことでございます。

また、さらに佐倉市のご協力も得ながら今日、このフォーラムを開催していきたいと思います。

それでは、最後に何かを感じ取って帰っていただければという事で、当フォーラム開催したいと思います。よろしくどうぞお願いします。

(司会 中村 桃子)
下田様ありがとうございました。
続きまして地元佐倉市からご挨拶をいただきます。まちづくり計画課の宮崎友一様、よろしくお願いします。

【開会の挨拶2】
佐倉市都市部
まちづくり計画課長 宮崎 友一

どうも皆さんこんにちは。ただいまご紹介いただきました佐倉市まちづくり計画課長の宮崎と申します。よろしくお願いします。

本日はまちかどフォーラムin佐倉という事で、当市における開催を心から歓迎申し上げます。春先から実行委員会並びに千葉県の皆様におかれましては、綿密な調整、計画、会議の積み重ねで、大変ご苦労されたと存じます。
また、実行委員会との連携で当フォーラムの開催準備等ご尽力いただいた関係者の皆様方には、普段大変お忙しい中、貴重なお時間をやりくりされたことと存じます。
大変お疲れ様でした。つきましては冒頭の貴重なお時間を頂戴いたしまして、このように立派なフォーラムが開催されましたことを謹んでお喜び申し上げます。

さて、当フォーラムは千葉まちづくりNPOフォーラムの分科会という事で、県内各地でご活躍されておりますまちづくりNPOの方々を中心とした実行委員会形式の事業という事でございますが、県民と行政、お互いの意識を高めあいながら進められる企画と言うことは、いわばそれ自体が行政と住民との連携・協働そのものと認識しております。
これは正にこれからのまちづくりに必要なテーマでありまして、当市でも掲げております市民協働も全く同種の趣旨に基づくものでございます。

よって当課といたしましても、昨今、時代の流れと共に変革しております都市計画の制度、この行方を見守りながら、都市計画全体を見据えた上で、さらに地域レベルのまちづくりをどのように考えていくかと言うテーマを掲げまして、従来の都市計画、そして地区計画や都市景観の分野で、より住民意見を計画に反映していくための研究を進めている次第でございます。

このように、より良い佐倉市を築くための土台として、NPOなどの各種団体、そして我々行政がうまく連携、協働を進めていくことが出来れば、まちづくりが推進されることと存じます。今後なおいっそう皆様方のご理解とご協力を賜りますよう深くお願い申し上げます。
最後に、会場にお集まりの皆様の今後のご活躍とご多幸をお祈りいたしまして、簡単ではございますがフォーラム開催に当りましてのご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。

(司会 中村桃子)
宮崎様ありがとうございました。
それでは、基調報告に入らせていただきます。はじめに、佐倉で進められているまちづくり活動について、お話をいただきます。佐倉TMO、城下町の「みち」再生研究部会の部会長でいらっしゃいます小川勝寛様、よろしくお願いします。

【基調報告1 佐倉のまちづくり活動から】

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佐倉TMO 城下町の「みち」再生研究部会
部会長 小川 勝寛(鰹ャ川園)


 日本の存在感とか価値感とか・・・
 本物の時代に入ってくるんじゃないか・・・

 佐倉のまちづくり第1段階は成功
 〜佐倉茶屋、手作り工房、生活資料館、チャレンジショップ〜

 これからは第2ラウンドに入る・・・
 千葉県の中の棲み分けでどういう所で存在感を高めるか・・・

 商業者と行政とそれからNPOの方々、住民の方々、・・・マッチングできる佐倉
 金毘羅ふれあい市〜昔は6000人の人出・・・まだ2000人くらいの人出
 残っている火種に火をつけて・・・まずできることから・・・
 イベントをやっている・・・いろんな方々に声を掛けて・・・

 行政と私どもが負担して造った歩道・・・
 歩道改修を平成18年から予定・・・歩道を見直していこうと道の再生委員会・・・
 年配者の手押し車がガタガタ揺れるインターロッキング歩道

 この500mの通りのコンセプトをきちっと作るべきだと思う・・・
 一方通行にして、・・・お店の前に車を止めて買い物をする・・・
 京成佐倉と上の通りは一体に・・・
 JRから京成に・・・京成からJRに・・・ひと山、馬の背があります・・・ コミュニティバスが必要・・・

 歴史を散策する人が来るミニ観光都市・・・
 住む人たちが自慢ができるまち・・・「うちの佐倉っていいところだよ」そこからスタート
 ハードもソフトも含めて、やはりお互いが協働・・・

 残るべき商店は自助努力の中で残っていって・・・
 PlanDoSee・・・
 進んだ時にやはりちょっと立ち止まって回りを見てみる。そして練り直してからまた進んで・・・

(司会 中村 桃子)
小川様、ありがとうございます。
コンセプトをはっきりとさせながら、いいところを伸ばして第2ラウンドに入った佐倉のまちづくりの様子が見えてきたと思います。

続きまして、本日のフォーラムのタイトルでもあります、子どもとまちづくりに関連してお話をいただきます。たつのこ村村長でいらっしゃいます笠井守様、よろしくお願いします。

【基調報告2 子どもたちは今〜たつのこ村の背景】

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たつのこ村村長 笠井 守(萱田小学校)


 NHKのディレクター清川輝基さんの講演「人間になれないこどもたち」を中心に・・・

 心も体もすごい勢いでもって崩壊されてる
 心の問題・・・殺したこどもは・・・悪いことをやったっていう意識は、あまりない
 人間を殺してもリセットやるからまた生き返る・・・
 アメリカで高校生が機関銃で・・・「だって毎日何千人って人が死んでるんじゃないか」って
 「人間が壊れる様子を見たい」・・・
 テレビとかパソコンとかビデオとかファミコンとか・・・人と人との会話がない
 人と人との関わりが・・・とっても、下手くそ

 体力がすごーくダメに・・・
 土踏まず・・・きちんと立ってられない
 今の中学の女の子・・・背筋力が、昔よりも、・・・30%まで下がってる
 視力も猛烈に減ってる・・・距離感が見えない
 ユネスコが、日本のこどもたちが今非常に危険な状態にあるって

 人と人とのコミュニケーション能力がとっても下手
 喧嘩をいっぱいやればやるほど、仲直りの仕方を学んでる
 喧嘩しちゃだめ、喧嘩しちゃだめだっていうから・・・一旦喧嘩を始めると、もう仲直りができない
 大人になれきってない大人が、子育てできますか?
 昔は、遊ぶ遊び場がいっぱいありました・・・自由時間がいっぱいありました
 人間の距離感覚とかいうことも、全て遊びの中で分かってきます
 我々大人がやらなきゃくちゃならないのは、こどもたちに遊ぶ場をきちんと作ってあげること

 パソコンなんか・・・中学校からでいい
 人と人との関わり方、付き合い方、・・・美しいって感じる感性・・・8歳から10歳くらいまでの間に

 人間とか猿とか・・・集団で生活している動物・・・集団の中で鍛えられる
 できれば、異年齢の集団・・・学びあうことが出来る
 味噌っかすだから、ここまで出来ればOK・・・
 ちっちゃい子にはちっちゃい子なりのルールを与えて
 こどもたちの頭で、こどもたちが考えて、いろいろの遊び作り
 失敗をいっぱいやって、たまには怪我もして・・・

(司会 中村 桃子)
笠井先生ありがとうございます。子どもの今おかれている背景、問題などが見えてきたと思います。
続きまして、住民の参加と協働によるまちづくりについてお話をいただきます。
千葉商科大学政策情報学部教授でいらっしゃいます小栗幸夫様、よろしくお願いします。

【基調報告3 協働のまちづくり】


千葉商科大学政策情報学部教授 小栗 幸夫

 映像で「ソフトカー・ミレニアム・プロジェクト」を紹介

 映像は、市川市立小学校の通学路。
 歩道のない狭い道を、車や自転車、児童が行き交い、非常に危険。
 地元のタクシー会社へ掛け合ったら、速度抑制に協力的だったとのこと。

 「ソフトカー・ミレニアム・プロジェクト」のポイント
 ・子ども達が安心して歩ける街にするためには、自動車の速度を抑えること。
 ・ソフトカーは、速度オーバーすると、発光ダイオードが点滅して知らせる。
 ・速度に応じ、色が変わる。
 ・また障害物を感知し、ブレーキが掛かったり、
 ・コンピューター制御で加速できなくなる仕組みも開発。

 速度違反を他の車や歩行者に知らせることで、
 「見られている」という自覚を与え、安全運転につなげる効果。

 今まで車は、速度と衝突に対する『強さ』が最優先だった。
 これからは、発想の転換、『ソフト』であること。

 《お詫び:録音エラーがあり原稿を起こすことが出来ませんでした。申し訳ございません。》

(司会 中村 桃子)
ありがとうございました。